英語エッセイの書き方。Comparison-and-Contrast

29. 10月 2015 英語学習法 0
英語エッセイの書き方。Comparison-and-Contrast
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英語でエッセイを書く時、どのように書いたら良いのか迷うかと思います。日本語と違う、英語エッセイ独自の書き方…というものがあります。
今回は「Comparison-and-Contrast」タイプの英語エッセイについて解説したいと思います。

僕は一時期、アメリカの大学に入る為の試験対策に特化した語学学校に在籍していた事があります。僕が教わった先生はとにかくエッセイに書き方にうるさく、徹底的にエッセイの書き方を叩きこまれました…
その先生と彼の友人は、アメリカの大学に入学時に必要なTOEFLの採点官をしていた事もあり
TOEFLへの対策を沢山教えてくれました。彼に習った事を、サンプルエッセイを混じえて紹介します。

以前の英語エッセイの「基本的な構文・書き方」について解説した際に「Classification」タイプのエッセイを例に上げて説明をしましたので、今回は「Comparison-and-Contrast」タイプをサンプルを混じえて解説をします。若干基本編とかぶっている部分もあります。

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【基本構文・構成】

今回は基本編では無いので、基本構文の解説は割愛させて頂きますが、おさらいとして基本構文の表を載せておきますので、確認してください。

 Introduction  paragraph  Lead in sentence
 Definition
 Thesis statement

 Body  paragraph

 Topic sentence
 Supporting Sentence
 (Liking sentence)
(必要な分、Body  paragraphを繰り返し)
 Conclusion  paragraph  Restatement
 Brief summary
 Final statement

※以前の記事をまだ読んだことが無い方は、下記のリンクページ記事をザッと読んで、英語エッセイの基本的な構成・書き方を頭にいれておくと良いかと思います。その基本構文を元に今回も解説を致します。
「基本さえ押さえておけば大丈夫、英語エッセイの書き方。」のページはこちらへどうぞ

 

【Comparison-and-Contrastとは?】

さて今回の本題の「Comparison-and-Contrast」エッセイについて少しお話します。
文字通りの比較や対称をするエッセイです。何か比較する2つの物や事を選びます。そして、それらが持つ側面に、どのような似た点があり、どのような違った点がある…のように纏めます。
注意点としては、“比較・対称する側面は、同じ側面でないといけない”という事です。
例を挙げると、AさんBさん二人の人物を比較対称するとして、「見た目」「性格」「行動」などが比較対称できます。ですがAさんの「見た目」とBさんの「性格」を比較してはダメです。まぁ当たり前ですが…

このタイプのエッセイでまずやることは…

  1. 比較する対称を選ぶ。例えば「University A」と「University B」
  2. 比較する側面を決める。例えば「size」「location」「cost」「specialty」

です。この基本作業さえ出来れば、あとは個々の内容(類似点や相違点)を書いていくだけです。

 Basis of Comparison  University A  University B
 Size  large  small
 location  rural  urban
 cost  affordable  expensive
 specialty  engineering  the arts

 

【各パートの解説】

今回も以下の教科書から引用させて頂き、例として解説していきます。

「Weaving It together 4, Connecting Reading and Writing, third edition」より

エッセイのタイプ:Comparison-and-Contrast Essay

エッセイのトピック:Comparing and Contrasting Male and Female Family Members

筆者の家族内における男女を比較したエッセイです。

それでは各部分を細かく見ていきましょう。

 

1. Introduction paragraph

 

1-1. Lead in sentence

 Introduction  paragraph  Lead in sentence
 Definition
 Thesis statement

 

Introduction  paragraphの大事なのは、

”大きいgeneralな内容を書いてから、自分の言いたい小さいspecificな内容に落とし込んでいく…”

という事です。ここ1-1. Lead in sentenceは、その「generalな内容の部分です。
今回の例「Comparing and Contrasting Male and Female Family Members」から引用しますと

In my family, there are three women and three man.

 自分の家族構成を紹介しています。まずは基本的な情報を書いていますね。いきなりマニアックな部分や、超裏情報は書きません。

 

1-2. Definition

 Introduction  paragraph  Lead in sentence
 Definition
 Thesis statement

 

これは文字通りです。そのトピックの定義(または細かい情報)を書くだけです。今回の例「Comparing and Contrasting Male and Female Family Members」から引用しますと

The three women are my mother, my sister, and me. The men are my father and two brothers.

と、自分のトピックになる家族構成の定義・説明をずらずらと説明しているだけです。(ちなみに、文中の”and me.”。正しくは”and I” です。教科書が間違ってます。)

前回もお伝えしましたが、ここがはっきりDefinition!というよりは、1-1.Lead in sentenceと一緒になっている場合が多いです。なので必要以上に「1-2. Definition」を意識しなくても大丈夫だと思います。Introduction  paragraphで大切なのは
「General Statements → Specific thesis Statement」
みんなが知ってる情報で注意を引きつけて、自分の言いたい内容へ導いく…といった、この落とし込みをうまくすることです。

 

1-3. Thesis statement

 Introduction  paragraph  Lead in sentence
 Definition
 Thesis statement

 

英語のエッセイはこれが一番大事な部分です。これさえ良い物が考え付けば、英語エッセイは8割は終わります。(いや7割か、6割か…)とは言いすぎですが、それくらい大事です。なぜなら

「Thesis statement」=このエッセイは何について書いているのか
を表しています。

今回の例「Comparing and Contrasting Male and Female Family Members」から引用しますと

From my own experience and observations, there are similarities and differences in the behavior of males and females in my family in regard to how they communicate, what they communicate, and the way they shop.

今までFamily membersについてのGeneralな観点で書いていましたが、

  • how they communicate
  • what they communicate
  • the way they shop

という3つの側面から見てみよう…と、どんな側面を比較対象するかを書いています。ここを読むと、このエッセイは、筆者の家族内で男女メンバーにおける、3つの側面の類似点と相違点を比較している…という事が書いているんだな、とわかります。

はじめこの「Thesis statement」を書くことが大変に思いますが、複雑に考えず自分は何を伝えたいのかをシンプルに考えて下さい。特にこの「Comparison-and-Contrast」タイプのエッセイでは、比較対象と比較側面さえ決まれば、そこまで難しくないと思います。

 

2. Body paragraph

 Body  paragraph

 Topic sentence
 Supporting Sentence
 (Liking sentence)
(必要な分だけ、Body  paragraphを繰り返し)

 

さてbody paragraphは、エッセイの本体部分です。1.Introductionで書いた事について、詳しく書いていきます。細かく分け、今回の例「Comparing and Contrasting Male and Female Family Members」の要素、

① how they communicate
② what they communicate
③ the way they shop

を当てはめるとると、以下のようなイメージです。

B

o

d

y

 Body paragraph-1

(① how they…)

 Topic sentence
 Supporting Sentence
(Liking sentence)

 Body paragraph-2

(② what they…)

 Topic sentence
 Supporting Sentence
(Liking sentence)

 Body paragraph3

(③ the way they…)

 Topic sentence
 Supporting Sentence
(Liking sentence)

 

2-1. Topic sentence

 Body paragraph-1

 Topic sentence
 Supporting Sentence
(Liking sentence)

 

これは、各paragraphで何について書いているかを示すもの。上記のparagraph-1で言えば、「①how they communicate」について書きますよって事です。

今回の例「Comparing and Contrasting Male and Female Family Members」から引用しますと

When it comes to communicating, there are similarities and differences.

そのままですが、各paragraphのTopicのsentence.

 

2-2. Supporting Sentence

 paragraph-1

 Topic sentence
 Supporting Sentence
(Liking sentence)

 

ここが各paragraphの詳細内容の部分です。ここも言葉通り、2-1. Topic sentenceのサポートをしていくものです。そのparagraphの一番の本体ですね。
今回の例「Comparing and Contrasting Male and Female Family Members」から引用しますと

Both the males and females go online to communicate with their friends. However, I noticed that the males are always looking at their messages and sending messages much more than the women. When communicating by phone, it seems the women like to talk on the phone more than the man, especially my teenage sister. It’s rare to find her not talking to her friends on the phone. Also, when men talk, they communicate more directly, almost like giving orders. Whereas, the women in the family we are much more indirect . Instead of “yes,” my mother will write or say, “I think so.”

ここでは「paragraph-1」のトピック「how they communicate」について詳しく書いています。
類似点で言えば、皆オンラインでコミュニケーションをとっている。相違点で言えば男性はメッセージをよく使うが、女性はよく電話する(通話する)。といった感じです。

※関係ないですが、実際僕もそうだな〜と思いました。物を頼む時も直接的だし、あんまり電話するの好きじゃない…。妻は僕に何か頼む時必ず「Can you 〜」と付けますが、僕は付けません笑。

 

2-3.Liking sentence

 paragraph-1

 Topic sentence
 Supporting Sentence
(Liking sentence)

 

これは名前の通り、paragraphとparagraphをつなぐ為のセンテンスです。paragraph末尾だったり、逆に次のparagraphの先頭に持って行く場合もあるので、括弧を付けました。実際にはこれ自体がない場合もありますので、必ず付けなきゃ!!と思わなくても大丈夫です。
今回の例「Classifying Personalities by Way of Astrology」でも、省略されているようです。
次のBody paragraph-2(what they communicate)が以下のような出だしで始まります。

The content of the conversations on the phone has similarities and differences too.

いきなり「Body paragraph-2のTopic sentence」です。今回の例のように、はっきりと段落間をリンクさせる文や言葉がない場合も多々あります。大概は文頭がインデントされてるのでわかりますしね。
もし付ける場合、恐らく一番簡単な方法は、「first/firstly…second/secondly…」とparagraphの頭で順をおっていく方法でしょう。
ま、強いて言えば…Body paragraph-1で話した電話に関連して、こんな側面でも類似点・相違点もあるんですよ…とリンクしていない事はないですが、明確にはわかりませんね。
※最終のBody paragraphは、次にConclusionへ移るのでこれは必要ありません。

(ちなみに、引用文の最後の”differences too.”。厳密に言うと”differences, too.”とカンマを入れた方が良いです。これも教科書の脱字でしょうかね。)

 

3. Conclusion  paragraph

ここConclusion paragraphは、結局は結論を書く部分です。基本構文では

  • Restatement
  • Brief summary
  • Final statement

と分けて説明していますが、実際には

  • きっちりRestatement、Brief summary、Final statementを書く
  • Restatement、Brief summaryを合わせて書き、Final statementを書く
  • Restatementを書き、Brief summary、Final statementを合わせて書く

といったように、これは書き手によって様々です。うまくconclude出来るのであれば、固い形式にとらわれる必要はないと思います。

 

3-1.Restatement / 3-2. Brief summary

 Conclusion  paragraph  Restatement
 Brief summary
 Final statement

 

ここでは、1-3. で書いたThesis statementを再度書きます。
今回の例「Comparing and Contrasting Male and Female Family Members」から引用しますと

In conclusion, there are similarities and differences in the way the male and female members of my family do things such as how and what they communicate and the way to shop.

3-1. Restatementは、全く同じでなく多少言い換えをすると良いでしょう。
3-2. Brief summaryは、簡単な総まとめです。各paragraphのポイントだけを絞って書くと良いと思います。

これら2つが一緒になっていることも多々あります。キッチリとRestatement、Brief summaryと意識しすぎなくても大丈夫です。ま、今回の例では同時に成しているというより、3-2. Brief summaryがないような気がしますが…笑

 

3-3. Final statement

 Conclusion  paragraph  Restatement
 Brief summary
 Final statement

 

最後は自分の意見です。トピックに関して自分が素直に思った事を書けば良いです。これは日本語でのエッセイでも同じような事ではないのでしょうか。
今回の例「Comparing and Contrasting Male and Female Family Members」から引用しますと

These are my own, personal observations of male and female differences in my family and may not be the same in other families or for other around the world. No matter what, it is good that we are different. Viva la difference!

これもThesis statementと同様に、このエッセイで伝えたいこと大事な事の1つと考えて良いでしょう。

 

【まとめ】

さて前回同様の超長文になってしまいました…お読みいただきありがとうございます。今回紹介した「Comparison-and-Contrast」は、比較対象・比較する面さえしっかり抑えてしまえば、比較的書きやすいエッセイだと思います。「Comparison-and-Contrast sample」などで検索を行えば、沢山の例が出てくるとおもいますので、いろんな例をみて参考にしてみてください。基本をしっかり押さえて、良い英語エッセイが書けるようになってください!

それでは!

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