レストランでよく使う・聞く英語フレーズ【入店から退店まで一連の流れで紹介】

海外へ旅行へ行った時、現地のレストランで食事が何より楽しみ!という方も多いと思います。

でも英語圏のレストランで…

  • ちゃんと英語で注文できるかな…
  • ウエイターさんが言った英語が聞き取れるかな…
  • そもそもどうやって注文するの?
  • 海外レストランって独自のルールとかあるの?

などなど心配事もついてきます。

今回はそんな方のために、レストラン入店から退店まで一連の流れ・店員さんとのやりとりを解説し、各場面で使う・使われる英語を紹介したいと思います。

アメリカ在住の私とアメリカ人の妻で、よく行くレストランでの会話例をサンプルに解説してみたいと思います。

今まで一度も海外(今回はアメリカ)のレストランへ行ったことがない人は、これをみて現場のシミュレーションをしてみてください!

当たり前ですが、全てのレストランでも必ずしも今回の会話がされるわけではありません。会話サンプルですので一語一句全く同じというわけではありません。
高級店やもっとカジュアルなお店では会話の内容が変わりますが、一連の流れは同じと思って良いです。

今回は安すぎず高すぎずの一般的なレストランでの会話を例に挙げます。言葉使いはレストランのレベルのよって変えてください。



いざ入店!

まず入店です。「カランカラン」とドアを開け(古い…笑)店内へ行きます。

店員
Hi, How are you?

これはどこに行っても聞きますね。ほぼ挨拶言葉だと思ってよいです。

あなた
Hi, ( I’m fine.)
特に考えずに答えましょう。律儀にあなたの正確な状態や、気分を答えなくて良いです。
「ちょっと頭痛いけど、なんて言えば良いのかな…」なんて考える必要はnothingです。
困ったら「Hi」だけでもOK(笑顔でね)。
続いて、店員さんはあなた方の人数を聞いてきます。何名様ですか? 日本と同じですね。
店員
 ① How  many  people ?
② How  many  people  would  be  dining  today?
③ How  many  (people are there)  in  your party?
一緒に食事にきた人数を答えます。今回は3名想定で行きましょう。
あなた
① Three.
② Three people.
③ Three of us.
単純に数字のみでも良いですし、後ろにpeopleをつけたり、of us とつけてもOKです。
その後、「じゃ私についてきてね! こちらへどうぞ!」 と席まで案内されます。
店員
店員:OK, Right this way / OK, Follow me please.
↓ 席へ案内されて
店員:Here you go.
何も言わず、「こちらです」のジェスチャーだけの場合もあります。
一応、お礼を言っておきましょう。笑顔でね!
あなた
Thank you!

テーブルについてから

レストランによって違ったり、その場の状況によっても違うのですが、

  1. 入り口から席まで案内してくれる店員さん
  2. あなたのテーブルを担当してくれる店員さん

のように担当が変わる場合があります。担当が変わるとき、以下のように言われることがあります。

店員
Please wait a moment.
A waiter will be with you shortly.
別の担当者がくるから少々お待ちくださいね 的な。
OK, Thank you と笑顔で返しておきましょう。
さてテーブルに着きました。メニューは後から持ってきてくれたり、席に置いてあったりします。(ここも日本と同じですね)
しばらくすると、担当のウエイターさんが来て
ウエイター
Hi, I’m Jessica!
I’ll be serving you today.  
大概の場合、このように担当してくれる人は名前を言ってくれます。
本日担当させて頂きます〇〇です の意です。
僕は(可愛い)ウエイターさんが来て名前を言ってくれると「Hi, ○○」と必ず返します。(余裕がある人は挑戦してみても良いでしょう、奥さんや彼女に怒られないように笑。)

もしメニューがなく欲しい場合は…

あなた
Excuse me,  Can  I  have  a  menu  please?
(すみません、メニューもらっていいですか?)

 

もう一つメニューが欲しい場合は…

あなた
Excuse me,  Can  I  have  another  menu  please?
(すみません、もう一つメニューもらえますか?)
と言ってメニューをもらいましょう。もらったら Thank you を忘れずに!笑顔でね!

飲み物の注文

担当のウエイターさんが来ると、初めに飲み物の注文をとってくれます。
ウエイター
① Can  I  get  your  drink?
② What  would  you  like  to  drink?
飲みたいものを、メニューから選んで頼みましょう。
あなた
Can I have a ○○?
(〇〇を1つ下さい)
メニューにある名前を言えばOKです。ワインなどは別ですが、大概は「a glass of …」は付けなくても大丈夫です。
Can I have としましたが、普通のレストランであれば Can I get で十分です。そこまで気にしなくてOK。
ビールの場合、名前の横にサイズが書いてあると思うので、そのまま言えばOKです。
あなた
Can  I  have  a  Blue  Moon  16 oz?
(ブルームーンの16ozを頂けますか?)
ワインの場合、Glass $○○、Bottle $○○のように載っていると思うので、欲しいサイズを注文しましょう。
あまた

Can  I  have  a  glass  of  ○○○?
(〇〇をグラスで頂けますか?)

Can  I  have  a  bottle  of  ○○○  with  two  glasses  please?
(ボトルの〇〇を1本とグラス2つ頂けますか?)

ボトルの場合はwith ○○ glassesで必要なグラス数を伝えましょう。何も言わなければ聞いてくると思いますけど。
「飲み物は特にいらないけど、水だけ欲しいな…」という場合(まだ水がテーブルにない時)は
あなた
No, We are good.
Can we have (some) water?
(特に結構です、お水だけ3人分頂けますか?)
と言っても良いでしょう(笑顔でね)。たま~に、無料でくれる水がクソ不味い店があるのでご注意を。

飲み物に限らずですが、注文したいメニューの読み方がわからない場合は、

Can I get this?? とメニューを指差しながら注文すればOKです。無理して名前を言う必要はありません。

食べ物の注文

先程のウエイターさんが注文した飲み物を運んできてくれます。

そして注文を聞いてくるでしょう。

ウエイター
Are  you  ready  to  order ?
(ご注文はお決まりですか?)
と聞かれますので、決まっていれば注文を伝えます。
まだ決まっていない場合は
あなた
Can  we  have  another  minute?
(もう少し時間もらえますか?)
ここはあなた方グループとしての返事なので We としてください。まぁ I でも通じますけどね。
超激混みの時にまだ決まってないと返すと、ウエイターが5分以上戻ってこない場合もあるのでご注意を。
食べたいものが決まったら注文をしましょう。
あなた
Can  I  have  the  ○○○?
(〇〇をください)
上記のように、通常はメニューに書いてある料理の名前を言えばOKです。サンプルのように the を付けましょう。(覚えてたらでOK)
注文したい料理の発音が不明な場合は、
  • Can I have this?
  • Can I have No.○○? (メニューに番号がふってある場合)

とメニューを指差しながら注文すればOKです。

すべて注文を伝えたら

あなた
OK, That’s it.
OK, That will be all.

(はい、以上です)

と言いましょう。全ての注文を伝えると、

ウエイター
May I repeat your order?
(ご注文を繰り返してもよろしいですか?)

とウエイターさんが聞いてくるので、OK!! と笑顔で返しましょう。※注文を繰り返さない場合も多々ありです。

注文に間違いなければ Yes  や OK で答えます。

 

あなたが「以上です」を言わずにいると、きっとウエイターさんの方から

ウエイター
Would(Will) that be all?
以上でよろしいですか?

と聞いてくるパターンもあるので、良ければ OK, That’s it. / That will be all. で答えましょう。

日本人がよく使う「とりあえず以上で」と言いたい場合、以下のように文末に「for now」を付ければOKです!
OK, That’ll be all for now.

 

そしてウエイターさんが、

ウエイター
I’ll be back (with your order).
といって、ウエイターは席を去っていきます。
直訳すれば、あなたのオーダーを持って戻ってきますねですが、
意訳としてはしばらくお待ち下さいねのような感じです。

料理を運んできて

さてウエイターさんが料理を運んできてくれました。

ウエイター
This is ○○.
(こちら〇〇になります。)

と言ってくれるので

あなた
Yes, Here.
(はい、こちらで)
と言って挙手したりしましょう。日本と同じですね。
僕の経験上、多くのウエイターさんは誰が何を頼んだか覚えていて、その人のところに置いてくれるので特に気にしなくてもOKです。
注文したものをテーブルに片っ端から置いていくような場合もあります。
さて注文が揃いました。するとウエイターさんは
ウエイター
Anything  else  I  can  help  you  with?
(他に何かございますか?)
と聞いてきてくれるので、特になければ
あなた
No, Thank you!
(いいえ、ありがとう)
No, That will be all.
(いいえ、以上で全部です / 大丈夫です)
と笑顔で答えましょう。

食事中

海外のウエイターさんは食事をしていると、ちょいちょい様子を見に来てくれます。

ウエイター
Is everything OK?
(何かございますか? 大丈夫ですか?)
あなた
Yes, We are good. Thanks!
(大丈夫です、ありがとう!)
ウエイター
Is the food OK?
(お料理の方はいかがですか?)
あなた
Yes, they are great, Thanks !!
(美味しいです、ありがとう!)
のように答えてあげましょう。

トイレの場所が分からない場合

トイレの場所が見つからない場合(サインがなかったり、お店がとても広かったり)店員さんに尋ねてみましょう。
あなた
Excuse me, Can you tell me where the restroom is?
(すみません、お手洗いの場所教えて頂けますか?)
上記のフレーズがとっさに出てこない場合は…
あなた 
Excuse me, Where is the restroom?
(すみません、お手洗いどこですか?)
これでもOKですが、ちょっとダイレクト過ぎであまり行儀の良い言い方ではありません。最悪の場合はこれでもOKです。
ちなみに「bathroom」もお手洗いを指す言葉ですが、通常は家庭のものを指します。
トイレとお風呂が一緒になっている、あのイメージですね

食後のデザート

はじめに食事を注文をした時にデザートも一緒にオーダーすれば、食後に運んできてくれます。
または、食べ終わることになると、ウエイターさんが来てデザートを勧めてくる場合もあります。
ウエイター
Would you like desert ??
(デザートはいかがですか?)
欲しい場合は注文して、要らない場合は断ってOKです。

お会計

さて美味しい食事も終わりお会計です。

ウエイターさんに声をかけましょう。

あなた
Excuse me, Can we have the check please?
(すみません、お会計お願いできますか?)
きっと皆さんも一度は耳にしたことがある Check Please!! は、結構Rude(不作法)なのでやめましょう。
基本的にBroken English を許容するうちの嫁でも、「いや、それはあり得ない」と言ってます。
そうすると、バインダーに挟まれたお会計のレシートを持ってきてくれます。

お会計の流れ

アメリカのレストランのお会計は、以下の流れが一般的だと思います。

現金(お会計とは別にチップを払う)の場合

  1. お会計のレシートバインダーを受け取る
  2. 現金をバインダーに挟み、テーブルの端に置く(通路側ね)
  3. ウエイターさんが現金とレシートバインダーを持っていく
  4. ウエイターさんがお釣りとレシートバインダーを持ってくる
  5. レシートを受け取り、チップをテーブルに残して退店
    (チップはレシートバインダーに挟んでおいてOK)

現金(お釣り分をチップとして払う)の場合

  1. お会計のレシートバインダーを受け取る
  2. 現金をバインダーに挟み、テーブルの端に置く(通路側ね)
  3. ウエイターさんが現金とレシートバインダーを持っていく
    この時ウエイターさんに「Keep the change (お釣りは不要です)」を伝えます
  4. ウエイターさんがレシートバインダーを持ってくる
  5. レシートを受け取り退店

クレジット・デビットカード払いの場合

  1. お会計のレシートバインダーを受け取る
  2. カードをバインダーに挟み、テーブルの端に置く(通路側ね)
  3. ウエイターさんが、カードとレシートバインダーを持っていく
  4. ウエイターさんがカードを通して、その後にレシートバインダーを持ってくる
    (サイン用レシートと受け取る用レシート)
  5. サイン用レシートにサインをする
  6. ・チップの金額の記入欄があるので、チップの金額を記入する ※補足①参照
    ・チップは現金払いする場合は、バインダーにチップを挟んでおく ※補足②参照
  7. 受け取り用レシートを受け取り退店

大概は上記のような流れになると思います。日本のようにレジに行ってお支払いスタイルはあまりないように思います。(私の経験上は前払いはありますが、レジ払いはありません)

【食事代とチップを両方ともカードで支払う時の記入例】

食事代とチップを両方カードで支払う場合、チップをレシートへ記入します。その際、食事代とチップの金額を合計した合計金額も記入します。

Check, Subtotal(食事代) :$50
TIP (チップ代): 空白
Total (合計):空白

↓チップと合計を記入します↓

Check, Subtotal(食事代) :$50
TIP (チップ代): $7.5 (あなたが書きます)
Total (合計):$57.5 (あなたが書きます)

のような感じです。

【食事代をカードで、チップを現金で支払う時の記入例】
チップだけ現金で支払う場合は、レシートに以下のように記入します。

Amount(Check/Subtotal)(食事代) :$50
TIP (チップ代): 空白
Total (合計):空白

↓チップと合計を記入します↓

Amount(Check/Subtotal)(食事代) :$50
TIP (チップ代): 0 または X とかでもOK (あなたが書きます)
Total (合計):$50 (あなたが書きます)

そしてレシートバインダーにチップ(現金)を挟んで置いておきます。

 

アメリカでは15~25%がチップがスタンダードだと思います。(最近は少し上がって下が18%~20が平均かもしれません。場所によって異なります)

とても心地よいサービスを受けた場合はもう少しはずんでもよいでしょう。逆にあからさま超最低なサービスの場合は少し下げても良いかもしれません。

大概の場合はレシートにSuggested Gratuityとパーセント毎の金額が書かれていますので、それを目安にしても良いと思います。(たまにレシートに書かれている計算が間違ってる場合もありますけど笑

Suggested Gratuity
Suggested Gratuityのサンプル
僕は人生に一度だけ、チップを下げたら文句を言われたことがあります(笑)。お店の外にまで追いかけてきて「チップは15%ないとダメなんですけど!」って。
「はぁ?〇ねよ」と思いましたが、抗議してから帰りました。超レアな体験かもしれませんが、それ以来チップを下げる事を躊躇してしまします(泣)
頑張って働いているウエイターさんに、常識外のチップをプレゼントとして払う人もいます。
YouTubeに動画があると思うので、興味がある人は「tip $2000」とか「tip $30000」で検索してみてください。
(僕的にはただの話題作りとしか思えないので、あまり好きではありませんが。。。)

退店

お会計も済ませたので帰りましょう。帰り際に

ウエイター
① Have a good day !
② Enjoy the rest of your day!
「良い一日を!」的なことを言われることがあります。そしたら笑顔で
あなた
Thank you, You too!
と答えましょう。逆に自分から Thank you, Have a good day!といって店を去っても良いでしょう。

最後に

最後までお読み頂きありがとうございます。

今回は一例ですが、一般的なレストランでのおおよその流れはこんな感じになります。

でも必ず〇〇しないとダメ!のようなルールはないので、気軽の食事を楽しんでください!(チップは忘れずに!)

また、今回は高級店を想定した会話ではありません。

高級店に行く際は Could I have 〇〇I would like 〇〇 のようなに、もう少し丁寧な表現を心掛けると良いと思います。

海外のレストランで素敵な時間を過ごしてください!

それでは!